気が向いたらとか言っておきながら、早々とジャケット集です。

前回はセオリーだったので、今回のテーマは「好きな風景」で

     John Lennon / Plastic Ono Band,

きれいですね。心が安らぎます。ジョンの求めた安息の地とはここだったのでしょうか。少なくとも、ヨーコと一緒で幸せそうです。哀愁というか徒労感をにじませた雰囲気が本当にに幸せそうに見えます。

邦題「ジョンの魂」と名付けられたこのアルバムは、ジョンの内面がさらけ出された1枚となっています。BeatlesもDylanもElvisも神さえも信じない。「GOD」は美しいまでに心の内側をさらけ出しています。

「I just believe in me.」 僕はウォルラスからジョンになるよ。

     OASIS / Some Might Say

なんかいいですよね。農園っぽくてイングランドの田舎の風景のようです。構図も雰囲気もお気に入りの1枚です。
Oasisは好きなジャケットが多いです。アルバムはそのうちOasisカテゴリーでも作って紹介したいと思います。

一気に頂点まで駆け上った2nd収録の曲です。この曲がたいしたことないように聞こえる2ndがすごいです。oasisはなにひとつのとして新しいことや斬新なことをやってないんですね、それが実に革新的にみえるのが魅力です。それゆえ最近の不調ぶりはうなりそうになります。まあ、細かくはまたの機会に。
     snow patrol / songs for polarbeers

これもすごい好きですね。少しあれた庭?にぽつんとある、捨てられた人形、捨てられているのに、どこか生き生きとしています。本来、かざられて人に見てもらうための物なのに、その舞台ではないところでも、なお威風堂々と。惹きつけられるパワーのあるイイ感じのジャケットです。
こんな人形みたいになりてぇなぁ。

音楽は・・・聞いてない。Final Strawがすきで、他のアルバムはどんなのかな?って見てたら発見しました。ただジャケットに吸い寄せられました。ジャケ買いする余裕がなくて。
     RIDE / OX4_ The Best

これもきれいですね。いっせいに飛び立つ鳩(多分)。後ろには高層マンション、毎日規則的に生活を送る社会人の姿とも、解散した自分たちの姿ともとれます。空がきれいで、空気の澄んだ感じが美しいです。

シューゲイザームーブメントを駆け抜けた、RIDEのベスト盤です。視聴したBlack night crashにやられたけど、初期の傑作たちもきいてみたくてこのアルバムを購入しました。そしたらすごい好きになってアルバムで聞いてみたくなりましたね。


     starsailor / Silence Is Easy

美しいです。澄み切った感じがいい。僕の想像するスコットランドのイメージですね。こうやってジャケット眺めてるとイギリスにもう1回行きたくなります。

1stより澄んだ音になった2ndのイメージがよく出たジャケットだと思います。泥臭さが消えて、もっと好きな音になり非常にうれしいです。歌心を全面にあらわすいいアーティストです。


ちなみにこのジャケットの色彩を逆転させたら、湖が赤くなっていい感じに不気味です。
     TRAVIS / THE MAN WHO

僕のもつスコットランドのイメージ第2段、雪がしきつめられた曇り空の下、なんかこんな情景が好きです。この1曲目のイントロが始まった瞬間ジーンとくるものがあり、それも重なって、すごくきれいな風景に見えますね。
「少し重たいそこぬけに明るいようなわびしさ」ことばをムリヤリつめこんだ小学生みたいな文ですが、このイメージです。まさにこれ。CD聞く前から癒されますもん(笑)

綺麗なメロディばかりです。憂いをともなっているのが実にUKロックと言ったところ。名曲揃いの名盤です。ぜひどうぞ

     U2 / ALL THAT YOU CAN'T LEAVE BEHIND

似たような構図が続きますが、U2です。空港での1枚。原点回帰をテーマに作られたアルバムで旅立ち(それとも帰路かな)を思い起こさせる写真を使うのがニクいですね。この人たちは、いつでもかっこいいです。

何かのオムニバスで聞いた。「Beautiful Day」に心奪われてこのアルバムを手にしたのですが、粒ぞろいの楽曲たちの虜になりました。ボノの声がたまらない。
トゥームレイダー用にリメイクされたエレヴェイションにもはまったので、アルバムバージョンには最初違和感がありました。シンプルな曲調なのにたまらなくかっこよく感じました。親父は眠くなる曲って言ってました。エネルギーを感じろや、寝てんな。(まあオレも疲れてるときは眠たくなる曲だけどね。)
     George Harrison / All Things Must Pass

だいぶ多くなってきたので、ここらで終わりに。安息の地シリーズ(?)第2弾ジョージ・ハリソンです。いいわぁ、これ。ほのぼのとした感じがたまらなく好きですね。これがオクトパスガーデンか?リンゴの曲だったっけ?
Beatlesを解散して、ジョージがたどり着いた地はここなのでしょうか。リマスターされたのを最近手にしたせいで、ジョージの死とダブって考えてしまいますが、解散直後にだされたアルバムなんですね。そういう意味じゃ、安息の地シリーズも言い得て妙、でもないか。

第三の男であったジョージが独り立ちしたアルバムです。リンゴはよく知りませんが、このメンバーがそろっていたBeatlesとは考えられないようなすごいバンドだったと、いまさらながら、感銘を受けるわけです。ただただご冥福をお祈りいたします。